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「陰(マイナス)」と「陽(プラス)」のバランスは、なぜ重要なのかを考えてみる

まず陰陽五行論について。 およそ2500年ほど前に古代中国の春秋戦国時代( 紀元前770年~同221年 )に発祥した陰陽論と五行論が結びついて生まれたもの。 国政や軍略に使われてきた歴史があり、この世は陰と陽の二つから成り立っているという考え方です。


対になるのは、朝と夜・天と地・男と女・太陽と月といった具体的なものから、動と静・表と裏といった概念などを含み、互いに影響しながら、ときには補い合って調和してバランスを取っているというものです。 では一方の五行論について簡単にお話します。


万物は木・火・土・金・水という五種類の元素から構成され、それらが互いに影響をおよぼしながら世の中を動かしているという考え方で、風水にも通じています。 陰陽五行論が日本に伝わったのは飛鳥時代の500年代で、日本で独自の発展を遂げて陰陽道になりました。


そして光( 陽 )の部分が明るくなればなるほど、影( 陰 )もまた濃くなる、つまり明るければ明るいほど、その反面で闇( 暗さ )は暗くなる。 すべては陰と陽( 光と影 )となっていますが、全てが暗闇( 暗い )だったり、光( 明るい )ではないということ。


例えば人として・ビジネスの面で学ぶステージが変わる時、また変わった( 役職を得て、責任や収入が増えるなど )時などが陽で、そして自分の影となる陰の部分も更に色濃くなります。 つまり全てが表裏一体であって、辻褄がピッタリと合うということです。


この世の中は陰と陽がバランスを取り合って成り立っているのです。 太陰大極図( たいいんたいきょくず )のようにバランス整っているのがベストで、陽と陰のバランスが大きく崩れるときに、そのバランスの調整を取る為にトラブルが起きる…と言うワケです。


 つまり私たちの人生にも、陰と陽の出来事が存在するということ。 私たちが生きている限りは、人生に起こることの全てがハッピーな事だらけではなく、陰と陽のルールとしてアンハッピーな出来事もあるのです。 陰と陽の対称的な二つで、物事は成立しているから。


ですから豊かさを持つ人たちの影の部分を見ようとせずに、陽の部分だけで批判をする人たちは、人としての器が小さいということ! 確かに成功者の中には、人格的に素晴らしい人とは限らず、単に能力があるだけの方もいます。 ただ成功が続くとは限りませんけれど。

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