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策士策に溺れる
〇策略のうまい人間は自分の策略に頼りすぎて、かえって失敗する。
〇様々な細工や仕掛けを巡らしすぎると、反対に失敗してしまうという諺
少し前にネットでハマって見ていたのが【 宮廷の茗薇 】で、登場人物は実在の人も含まれるフィクションのドラマ。 #紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃 や #紫禁城に散る宿命の王妃ほど、足の引っ張り合いがメインではありませんが、かなり奥深いなぁと感じるドラマ。
この「 策士策に溺れる 」という言葉は、上の写真の宮廷の茗薇というドラマを見て知った言葉です。 ザックリと説明をすると、主人公である茗薇の夫である十四皇子が、茗薇のお姉さんである茗蕙へ言った言葉です。 この茗蕙が本当に悪女で全てを破壊する内容です。
とにもかくにも妹である茗薇への嫉妬がすごすぎて、さんざん悪事を重ねます。 十四皇子の父である康熙帝は、これまでの悪事を全て知っていて、罪が多すぎるからと毒薬が用意されたけど、話し合いの途中で陛下である康熙帝が発作の為に亡くなってしまいました。
最後の最後で( 許しを乞うている途中で陛下が亡くなった )真実を明らかにしても、今までの悪行がひどすぎて、誰からも信じてもらえなかったこと。 しかも夫である十四皇子すらからも信じてもらえず、新たな皇帝からは自業自得だと死罪を言い渡されてしまう…
結局のところ自分の策に、自分が掛かってしまった…という内容でした。 因果応報・自業自得という言葉は、お釈迦様が使用していた言葉なんですが、 “ 自分が人生に起きるすべては、今までの自分がどんな行いをしてきたかの結果である ” ということですね。
まず策士について調べてみると、三国志に登場する「 曹操 」が、由来ともなっているそうです。 また「 策士策に溺れる 」を英語訳するのであれば、「 The deceitful man falls off into the snares of deceit. 」になるとありましたが、正しいのかしら???
これを日本語訳にすると「 策略家は策略の罠にかかることが多い 」だから、日本語だと策士策に溺れるとなるのでいいみたい。 つまり自分の策( 行い )で他人を陥れようとしていたけれど、結局のところ自分の策に自分が掛かってしまったという例えです。
往々にして「 策 」の弄し過ぎや己の作戦への過信によって、失敗してしまうということわざなんですよね。 一般的には「 才子才に倒れる 」( 才能・知恵のある人は、その能力ゆえに慢心によって失敗することがある )の意味で用いられるということだそうですよ。
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