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執筆者の写真友理香 植野

【 氏より育ち 】よりも、【 蛙の子は蛙 】であることを痛感しています


「 いい歳した大人が気が利かない… 」ということがあるけれど、育て方ではなくて「 気が利くか利かないかは、生まれつきの資質 」じゃないかな? 「 生まれか vs 育ちか( nature vs. nurture )」という視点で、よく言われることですが。

ただ『 3人の一卵性の他人( Three Identical Strangers )』というドキュメンタリーでは、「 遺伝子が想像以上に広い影響を与えている 」ことが明確で、数々の研究の中で別々に育った双子の大半が「 瓜二つ 」に成長してるとのこと。

一般的には人格形成という部分に関しては、【 氏より育ち 】という言葉があります。 生まれ持った資質よりも、本人や親の意思であったり、努力によって変えられる環境・共育のほうが人格形成には重要だと。 でも研究によると違うようで…

親に遺伝する病気の因子があるならば、どこの家族でどんな風に育つとしても、どんな環境にかかわらずとも、病気の因子が出る可能性が高いという実験が1950年代のアメリカで行われてたそう。 生まれつきの素地があるか…という実験です。

人格の部分に関してもDNA( 遺伝子 )の部分が強くでるなら、それを素直に受け入れて認めることが大切だとね。 だって生まれ持った遺伝子は変えることはできないのであれば、自分の感情や体質あと因子のパターンを知ることが重要だと。

確かに色々見てきて思うのは、「 人から投げかけられた言葉に対しての捉え方や感じ方というのは、根本の部分は大人になっても変わらない 」こと。 生まれ持った身体感覚や感受性だったり、また親の感情や思考や価値観もあるけど。

この実験を見る限り家族と離れて育とうと、環境に関わらず因子のパターンを出るが可能性が高い。 情緒不安定な傾向があるのであれば、どんなに温かい家庭で育てられても発症する可能性はあり、「 生まれつき( 因子 ) 」があるのだと。

人格や精神面等の核の部分は、生まれ:DNAで決められている部分が多いけれど、特定の病気が隠れている場合も… なので適切な診断を受けることで、本人の思考や行動パターンを変え&行動を改善するという治療が必要なこともありますね。

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