英国のアンティークマーケットで売られていたガラス製と思ったリングが、その時代を象徴する26キャラットのリングだった実話をご存知でしょうか? 買った方が「 ガラス製 」と思ったのは、ラウンドブリリアントカットでなかったから。
ラウンドブリリアントカットが開発されたのは、1919年だそうなのでやっと103年目ということ。 その方は「 模造品だと思って買った 」そうで、楽しんで身に着けていたけれど、もしかして…と考えたので鑑定に出したそうなんですよ。
そもそも購入した時に石が載った台が「 不潔 」だったそうだし、あとダイヤモンドらしい輝きがなかったとのこと。 ダイヤモンドのカットの仕方が、最近のものよりも「 少しだけ鈍くて深かった 」と感じたことも原因だったみたいです。
日本では( 本来は明確な区別があり )あいまいに使われがちなアンティークとヴィンテージなんですが、アンティークが製造から100年以上経過しているものというWTO( 世界保健機関 )の定義があるそう。 また別の定義があります。
実は100年以上経過しているアンティークには関税をかけないというルールで、お恥ずかしながら貿易の仕事をしていたけれど知りませんでした。 日本で普段使われている言葉では、もっと近い年代の商品もアンティークとして扱われていたり。
最近多くの宝飾ブランドでは、金やプラチナの値段が上がってきているから、凝ったデザインのモノを造らなくなっているそう。 特にティファニーはプロダクト・ライフ・サイクル( 別の言い方をすれば廃盤 )が早いように感じるブランド。
当時様々な女性誌に「 買い! 」という記事や、特集が沢山組まれていたのに…と思ったこと。 そう考えるとブランドのジュエリーで投資を考えるのは難しいのかなぁと思うので、ダイヤモンドのルースで、GIAの鑑定書付きがいいのかも。
ちなみに「 資産としてのダイヤモンド 」はルース:石そのもので、GIAの証明書が必須だそう。 アメリカ宝石学会:GIAと言われる鑑定機関付き…などが重要視されるそうです。 鑑定書に関しては、色々とからくりがあるそうですけれどね。
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