「 やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。 話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。 やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず 」 という有名な名言をご存知でしょうか？
上記の言葉は山本五十六が部下育成に用いた「 教育における4段階法 」で、偉大なる先輩方も、昔も今も変わらない困ったチャンで悩んでいたのですね。 私のメンターである方が、お話ししてくれたことなのですが、部下教育の本質であるということを教わりました。
ちなみに子供でも大人でも “ 褒めて伸びる ” というのは本当だったのです。 これは自然科学研究機構 生理学研究所の定藤規弘教授などの研究チームが証明したということで、米国科学誌「プロスワン」( 2012年11月7日にオンランイン版 )に発表したそう。
この研究は運動トレーニングを行った際に他人から褒められると、運動技能が高まるという研究内容で、「 褒められることは脳にとっては金銭的報酬にも匹敵する社会的報酬。 この報酬を得ることで運動技能の取得がより促される 」であるとのこと。
“ 褒めて伸ばす ” ことの科学的な妥当性を示すことになりますね。 例えば教育やリハビリテーションにおいて、より効果的な“褒め”の方略につながる可能性があるということになるのかしら？ でも40代以上の人は「 ほめられて伸びた 」経験が乏しいからねぇ…
今の上司に当たる方たちは、ほめ方を知らない人が多い世代（ 私も含めてなんですが ）だから、「 ほめてあげたいな 」と言いながらも、上から目線でマウントを取るような発言をしたり、できていない＆悪いところを探したりする傾向があるかもしれません（ 反省 ）
褒めずにカチンとくることを言われても、言ったことが許されるのは親しき仲の人だけですよね。 成長してもらいたいからと相手にとって耳の痛いことで叱ったりできるのは、お互いに信頼関係がある人（ 会社でも ）だけですし、家族間にも信頼関係が必要ですから。
もし他人に叱るにしても、逆恨みされて痛い目に合うことも… メンドクサイ人が会社にいたら、周囲の人たちが手伝ったり、他の人たちで分担してしまって、その方に仕事をさせないことが多いけど、それは周囲に負担をかけてしまうからやめた方がいいと痛感してます。
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