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上陽賦( 運命の王妃 )の感想@華流ドラマ

中国ドラマ( 華流 )の多くが「 ラブ史劇・宮廷争いドラマ・歴史ドラマ 」ばかりで、血みどろの争いの内容で、王座や権力・地位名声を争ったり。 また計略暗殺毒殺や戦争などの内容が多かったけれども、それでも「 上陽賦〜運命の王妃〜 」は個人的に良かった!


このドラマは中国で2018年頃に制作された番組で、4年間という膨大な時間と約170億円の製作費をかけて制作されたそう。 内容は架空の古代中国を舞台としていて、琅琊王などの歴史上に実在した人物も登場しており、史実から影響が受けているそう。


チャン・ツィイーが演じる王儇という役柄が、王憲嫄や臧愛親などの在の人物を彷彿とさせるような設定が見受けられるというコメントもあったけれど、残念ながら私はわかりませんでした。 中国の歴史ドラマ好きの方は、実在の人物がモデルを想像してみてもいいかも。


このドラマの内容をざーっくりお話しすると、自由気ままに生きて来た皇帝一族の血を引く上陽郡主である王儇( =チャン・ツィイー )には互いに思い合う第三王子がいたけれど、父親の策略により、悪名高き戦神蕭綦( ジョウ・イーウェイ )の元に嫁ぐことになるのです。


一兵卒から豫章王の称号を賜るまでに出世したたたき上げの大将軍蕭綦と、王宮育ちのお姫様王儇との結婚はすぐにダメになると思われたけれど、聡明な二人は互いに少しずつ相手の良さに気付いて、少しずつ歩み寄って心を通わせていき、堅い絆で結ばれていくのです。


上陽郡主である王儇にとっては、好きな人がいるのに親からの策略ありの結婚。 でも阿嫵と豫章王の愛は深まっていき、お互いを深く知るのです。 それは豫章王が王儇のことを信頼しているからだと思うし、最初の出会いで彼が一目ぼれしたのではないかと推測します。


他の方の感想を見てみると、「 内容が詰め込みすぎて、深く描き切れずに中途半端な感じ 」と言っていましたが、計略暗殺毒殺あと戦争だらけで辛い内容ばかのドラマを見過ぎていたせいか、気持ち的にはラクに見ていましたが、受け取り方はそれぞれなんですね。


確かに主人公のチャン・ツィイーに対して、監督や脚本家が遠慮したのかは分かりませんが、主人公を良く描き過ぎて、逆に本来の人としての魅力( ほら誰にでも裏の顔があるでしょ? )が見えなくて… 人格者として描いて、つまらなくしてしまったのかも…ね。

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