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執筆者の写真友理香 植野

“ 体力 ” と “ 学力 ” には、相関関係があるという研究結果が…


アメリカのカリフォルニア州で、小・中・高校生約88万人を対象にした「 体力 」と「 学力 」の関係性を分析した研究があり、その結果を見てみると、年齢に関係なく・体力測定の成績が良い子ほど、学力テストの成績も良い傾向にあるそう。

また関連性を見てみると、男子より女子のほうが強いという結果も出ています。 女子にはスポーツを習わせてあげると、学力が大きく上昇するかもしれない…ということかもしれません。 またスウェーデンの小学校で行われた別の研究では…

「 毎日体育の授業があるクラス 」と「 週2回体育の授業があるクラス 」を比較した学力検証では、「 毎日体育の授業があるクラス 」のほうが、算数・国語・英語の成績が高いことが分かったそう。 「海馬(かいば)」が影響しているのかも。

「 海馬 」は日常の出来事や学習で覚えたことを整理整頓し、大脳皮質に保存する働きをします。 つまり短期記憶から長期記憶へ情報を伝えるという記憶の中枢器官で、体力のない子どもより体力のある子どものほうが海馬が大きいそうです。

0歳から8歳くらいまでの潜在意識が活発な時期に、身体以外にも五感を鍛えている or 否かでは、その後の成長に大きな差が出るのです。 子供時代の基礎( 0歳から8歳 )となる脳や身体の育成の時期は、非常に大切となるんですよね。

お子様の成長の過程は、「 身体 → 心 → 脳 」 の順番で成長します。 ちなみに0歳から8歳くらいのお子様は、五感( 視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚 ) がフル回転の毎日で、五感の中で重要な働きをするのは “ 嗅覚 ” なんです。

五感の中でも神経を介して脳に伝わる伝達プロセスが、一番早いと言われています。 平成21年度の文部科学省幼児教育課が発表によると、0歳から3歳までに約80%まで発達して、6歳までに90%・12歳までに100%完成するとのことです。

また世界子供白書によると、3歳になるまでに脳の発達がほぼ完了するそう。 ユニセフの2001年の白書の冒頭に書かれている内容で、生まれてから6歳くらいまでの時期を視覚発達期と言うそうで、大人のレベル近くまで成長するそうです。

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