キャロリン・ベセットのシンプルな服やバッグなどの選び方に憧れました!
日本では( 本来は明確な区別があり )あいまいに使われがちなアンティークとヴィンテージの基準ですが、一般的に言われているのは「 100年以上前につくられたもの 」という時代による括りがありますが、その根拠が明確に決められているんですよ。
1934年にアメリカ合衆国で制定された通商関税法に「 製造された時点から100年を経過した手工芸品・工芸品・美術品 」という文面があり、アンティークには関税がかからないことが明記されています。 この定義はWTO( 世界貿易機関 )でも採用しています。
お恥ずかしながら12年近く貿易の仕事をしていましたが、このルールに関しては知りませんでした。 ヴィンテージ( 古くて価値が高い、年代物という意味 )という言葉とアンティークが同じように扱われていたりするそうですし、あいまいな部分だったりします。
CHANEL・HERMES・ヴィトンやカルティエ等のブランドは、20年前くらいだったら背伸びをすれば買える値段だったんですよね。 母親の年代だと海外旅行に行ったら、在庫があれば普通に購入できたそうですよ。 その時代を知っていると、今はどうなのと思うこと。
世界経済の面から見ると、右肩上がりの物価の上昇は問題ないのですが、日本の賃金がもう何十年も横ばいで、他国と比べても異常な状況であるのは確かなこと。 上記のメゾンブランドの値段はが実際に3倍くらいのお値段になり、でも賃金は2倍になってない…
オークションのイベントに参加する時があるけれど、実際に手にしてみて20年前のバッグの素材と直近のバッグの素材が同じでも、厚みが薄くなっているような気がします。 実際に20年前と今のを比べると、革の素材が薄くなっているように私には感じます。
その分岐点として2000年代に入ったあたり…と言う方がいて、製品の製造工程に関してはかなりコストダウン&簡略化が進んでいるとのこと。 昔の「 見えない部分まで最高級素材を使う 」という意味での贅沢品としての価値が低くなったとも言い換えられるかも…
メゾンブランドのアイテムを購入するならば、20年以上前のヴィンテージを狙うといいかも… シャネルならばマトラッセの黒で、エルメスならばバーキン30㎝の黒一択( 投資としてね )かな。 投資対象としてもいいし、自分でも楽しめるからお得なのでは?
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