※米国公衆衛生総監報告書(2004年) CDC(Centers for Disease Control and Prevention) ‐2004 Surgeon General's Report http://www.cdc.gov/tobacco/data_statistics/sgr/2004/
毎年5月31日は世界禁煙デーなので、繰り返しお話しすべきことなので今年もお話しておきますね。 東アジア地域において女性の喫煙率は、はるかに男性より低く著明な性差があり、日本でも男性は40%弱・女性は10数%ほどであると言われています。
喫煙室がガラスの囲いなどで仕切られているから、換気扇などが設置されているから…という状況でも、煙がふとした時に漏れることが報告されているそう。 つまり完全に禁煙とされている場所でない限り、受動喫煙を防ぐことは難しいということになりますね。
ハッキリと分かっていることですが、タバコの煙に含まれるニコチンは、麻薬と同じ依存性をもつ薬物で、ニコチンはヘロインと同じくらいに止める事が難しいでしょうね。 タバコの煙によって、子ども達は私たち大人とは異なる深刻な影響を受けてしまうのです。
つまり受動喫煙によって、子どもたちの 中耳炎・気管支炎・肺の感染症・肺機能の低下などが起こるという統計や、子供たちの脳の働きに影響があるという報告※もあります。 言語能力が低かったり、注意力が散漫だという傾向もあるいう研究も…
タバコの煙に関して知識が無い方が日本では多く、タバコの煙には4,000種類以上もの化学物質が含有し、発がん性物質は約60種類にもなるのです。 大人の男性に多い考えで、 “ ベランダでしか吸わないから、シッカリと分煙できている ” のは間違いなのです。
タバコによる健康の影響についてですが、男性同様に女性も肺がんなどのがん・循環器疾患・呼吸器疾患などの様々なリスクがあります。 特に喫煙している配偶者を持つ女性は受動喫煙にさらされる事も多くて、肺がん・冠状動脈疾患のリスクが高まるのです。
子供たちは親や祖父母を選ぶことが出来ません。 周囲にいる大人の人たちの考えが変わらない限り、タバコの煙によって子供たちや周囲にいる人たちをも危険にさらされ続けている…という事を、この機会に大人である私たちは認識をして行動したいと思うこと。
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