両親やパートナー、あるいは兄弟や友人など、身近であればあるほど、死別は悲しいこと。 生きているものはいつか必ず死を迎えることが、自然の摂理であると分かっていても、大切な人との永遠の別れはツライし、突然であれば尚更辛いものですよね。
突然の別れへの喪失感というのは、当事者でないと本当には分からないこと。 誰でも経験する家族や愛する方との死別は、死別を実際に経験しないと分からない心の揺らぎがあります。 私も家族を突然に失って、「 なんで???」という感情をずっと抱えています。
調べていくうちに「 死を受け入れる 」という考え方は、キリスト教圏の考え方なんだそうです。 死者は神の国へ行ったとみなされるので、家に仏壇も置いていないし、お墓参りもほとんどしないとのこと。 「 二度と会えない 」事実を受容しなければならないそう。
日本の場合はそうではなくて、家には仏壇があったり、また亡くなった家族の写真だけを飾っていたり。 お盆と言う迎え火をする文化があるし、「 亡くなった人が見守っていてくれている気がする 」とか「 心のなかにいる 」とか言う人も多いし、私も思います。
亡くなった人と生きている人が、心の中では共存していていいと思うのです。 大切な人の死に囚われすぎてしまって自分の人生が前に進まないのであれば問題はあるかもしれませんが、そうでなければ「 死を受け入れる 」ことに対して、固執する必要はないと思うこと。
何が原因で死ぬか、何が起こって死ぬかわからないからこそ、「 いつか 」「 そのうち 」という言葉をできるだけ避けるように決めました。 突然亡くなることもあるワケで、それが“ 何時 ” なのかが分からないからこそ、夢を先延ばしにしないと決めたのです。
我が家の場合には「 強制終了 」という形でだったので、気持ち的に納得していない…というか、実際には心の中では整理と理解ができていません。 家族の写真を見ていても、何だか他人事のようです。 これも一つの学びなのかもしれませんね。
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