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執筆者の写真友理香 植野

子どもは〝外遊び( 身体を動かすという意味 )〟で成長する研究結果があるそうです


子どもが外遊びで得られる、脳や運動機能など体の成長もありますし、身体を動かすことで五感( 視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚 ) がフル活動になります。 最近は家でする遊びが豊富にあるので、外遊びの時間が減ってきていますよね。

アメリカのカリフォルニア州で、小・中・高校生約88万人を対象にした「 体力 」と「 学力 」の関係性を分析した研究があり、その結果を見てみると、年齢に関係なく・体力測定の成績が良い子ほど、学力テストの成績も良い傾向にあるそう。

また関連性を見てみると、男子より女子のほうが強いという結果も出ています。 女子にはスポーツを習わせてあげると、学力が大きく上昇するかもしれない…ということかもしれません。 またスウェーデンの小学校で行われた別の研究では…

「 毎日体育の授業があるクラス 」と「 週2回体育の授業があるクラス 」を比較した学力検証では、「 毎日体育の授業があるクラス 」のほうが、算数・国語・英語の成績が高いことが分かったそう。 「海馬(かいば)」が影響しているのかも。

「 海馬 」は日常の出来事や学習で覚えたことを整理整頓し、大脳皮質に保存する働きをします。 つまり短期記憶から長期記憶へ情報を伝えるという記憶の中枢器官で、体力のない子どもより体力のある子どものほうが海馬が大きいそうです。

お子様の成長の過程は、「 身体 → 心 → 脳 」 の順番で成長するんですよね。 つまり脳が育つよりも、身体の方が早く成長するということ。 0歳から8歳の頃に、身体を動かすことって、後々にかなり影響を与えると家族を見て思うのです。

五感を刺激させて、周囲との世界の変化を生かした毎日を過ごすことで、知識だけを詰め込んでも本末転倒です。 バランスよく脳を使うことは、人間として本来持つ能力を育てること。 大人( 10代以降 )になっての差は明らかですから。

お子様がお友達に対して思いやる心を育みたいと願うなら、親がその姿を見せることが大切です。 だって 「 親の背中を見て子は育つ 」 の言葉があるように、親や周囲の人の真似をしたり、その姿を見て育っていくのですからね。

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