マザーテレサが言った言葉
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
マザーテレサで有名な名言ですが、残念ながら違う解釈をしている方もいます。 単に自分の願いを口に出してるだけは、その願いは叶わないのです。 単に自分の普段の口グセや思考を変えるだけでは、本当に変わらないのは大きな理由があります。
①思い続ける・祈り続けていれば、何でも叶うと思っている ②理想を思い描き、唱え続けているだけでそこに近づくと思っている ③全てのことをポジティブに受け入れれば、それだけでいいと思っている…が、間違った解釈のパターンであるといえますね。
単に思考を変えるだけでは、本当に変わらないワケをお話しますね。 大脳というのはざっくり分けると、「大脳新皮質」「大脳辺縁系」「脳幹」という3つの構造で構成されており、それぞれの部分で大きな役割があるのですが、ザックリと解説をします。
まず脳の表面部分にある大脳新皮質では、思考や判断といった「知性」と言われる関することを司っています。 また大脳の内側にある大脳辺縁系では、意欲や情緒などの本能に近い「感情」に関することを司っているのです。 脳の働きは他にもあります。
脳と脊髄を結ぶ脳幹では、「生命維持」に関することを司っており、怒りの感情が生じるときに関わるのは、大脳新皮質と大脳辺縁系という2つの場所です。 大脳辺縁系というのは実は原始的な部位で、動物の本能的な行動や感情に関わっているのです。
怒りなどの感情をコントロールする機能や理性的な判断、論理的な思考やコミュニケーションは、大脳新皮質のなかにある「前頭葉」と呼ばれる場所で、怒りの感情は「大脳辺縁系で生じ、それを前頭葉で抑える」という仕組みなんですって。
この2つの部位の働きによって、怒りの感情は引き起こされたり・抑制されたりしてますが、突発的に発生する怒りの感情には前頭葉はスグに対応できないのです。 それに脳の神経伝達物質は電気信号だから、逆に身体の反応が追い付かないのは当たり前です。
神経伝達物質は電気信号だから、 「 あっ 」 という間に感情に火が付いて、思考が働いて → 行動へ移ってしまうのです。 つまり 「 感情 ⇒ 思考 ⇒行動 」 という順番になるので、まずは感情を変えていかないといけない…がここに理由があるのです。
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