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執筆者の写真友理香 植野

日本と欧米の「 働く女性の服装 」に対する考え方は、欧米でも暗黙のルール( 業種によっても違うけれど )が必ずあるのです


先日イベントに参加したときに出た話題は、会社でのファッションのこと。 色々とお話を聞くと、制服廃止・時短勤務・リモートワークなどで、銀行などの職場でも自由化がかなり進んだということですが、かなり自由なスタイルの人がいたりするそうです。


会社からは一定のルール( ジーンズNGなど )の説明があっても、そのルールを守らずに個性的なファッションだったりして。 部下や後輩に説明するのに、頭が痛い( 気を遣う )とお話されていたけれど、説明があっても守らないなら自己責任・自己判断だよねって。


私の場合には基本的にジャケットをメインにしているので、もし胸元がぱっかりと空いているトップス( 私がすると逆セクハラになったり? )の方が目の前にいたら、動揺してしまって仕事にならないかもしれないです。 確かに今の時代は、伝えることが難しい…


ただビジネスの業種にもよりますが、実は欧米でも暗黙のルールが必ずあるんですよ。 特にヨーロッパは階級制度がまだまだ色濃く残っているそうで、お仕事では相手への敬意と全ての国を平等に扱うことを基本とした考えで服装を選ぶと教わりましたね。


前職で現地のスタッフから教わったのは、自分のことを正しく理解してもらうためには、誤解を与えない「 見た目:服装 」が重要とのこと。 だから言葉の端々( 発音など )や身につけているものから、階級( 特にイギリスが酷いそうです )を探り合うのですって。

「 外見は中身を表す 」「 信頼や期待を勝ち取る見せ方の巧さも実力のうち 」とする欧米で働いたことがあるからこそ、「 上に立つ人に必須要件 」として服装は重要だと思うのですね。 つまりスーツを着ていれば、OKだということではないそうなんですよ。


例えばスーツの色や合わせる靴・バッグやアクセサリー等の細かい部分に至るまで、事細かに気を配る必要があるそう。 プロトコルというと、外交官や皇族しか関係ないと思われがちですが、相手への敬意と全ての国を平等に扱うことを基本とするルールなのです。


だから無用な誤解や争いを避けるだけではなくて,外交を円滑に進める環境作りのための知恵だと教わったのです。 できる人の仕事服は制服として考えている方が多くて、何日も続けて同じアイテムを着ないように、複数をローテーション化して着まわすとのことです。

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