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時には【 忘れる 】ことも必要なことで、その能力を身に着けたほうがいいことも

もともと脳機能の習性としては、人はネガティブな意味付けを起こしやすいという特徴があり、ポジティブなことよりも、ネガティブなことにフォーカスしやすい構造なんですって。 それを「 Nagativity bias(ネガティブバイアス) 」と呼ぶそうです。

 

私たちの進化の過程で、脳は危険を避けるために、ネガティブなことに敏感になる必要があったからこそ、私たちは毎日生きることができている…ということですね。 ネガティブをむやみに否定するのではなく、「 自分の一部 」とありのまま受け入れましょうかしら?


思考や行動の選択肢が脳の働きが狭くなってしまうから、“ リラックスしてポジティブでいる ” ほうが運をつかみやすいと言えますね。 逆に緊張や不安を感じると、ストレスホルモンが分泌され、思考や行動の選択肢が狭くなってしまう…のが分かってきています。


色々な方を見てきて思うことは、思考よりも感情を整えることが重要だということ。 簡単に説明すると大脳というのはざっくり分けると、「 大脳新皮質 」「 大脳辺縁系 」「 脳幹 」という3つの構造で構成され、それぞれの部分で大きな役割があるとのことです。


まず脳の表面部分にある大脳新皮質についてですが、思考や判断といった「 知性 」と言われる関することを司っているそう。 大脳の内側にある大脳辺縁系では、意欲や情緒などの本能に近い「 感情 」に関することを司っていることを、まず覚えていてください。

 

脳と脊髄を結ぶ脳幹では、「 生命維持 」に関することを司っており、怒りの感情が生じるときに関わるのは、大脳新皮質と大脳辺縁系という2つの場所なんですって。 なお大脳辺縁系は原始的な部位で、動物の本能的な行動や感情に関わっているとのこと。

 

怒りなどの感情をコントロールする機能や理性的な判断、また論理的な思考やコミュニケーションというのは、大脳新皮質のなかにある「 前頭葉 」と呼ばれる場所で、怒りの感情は「 大脳辺縁系で生じ、それを前頭葉で抑える 」という仕組みなんだそうですよ。

 

大脳辺縁系と前頭葉の2つの部位の働きによって、怒りの感情は引き起こされたり・抑制されたりしているということ。 ただ突発的に発生する怒りの感情には、前頭葉はスグに対応できないということ。 神経伝達物質は電気信号だから、身体の反応が追い付かない!

 

つまり神経伝達物質は電気信号であるので、 「 あっ 」 という間に感情から思考が働き、行動へ移るというワケ。 その流れは 「 感情 ⇒ 思考 ⇒行動 」 という順番ですから、そこの仕組みを知ると、自分の怒りの発散方法を見直してみるといいかもしれません。

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