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正論を振りかざしてしまうと、相手だけではなくて自分も追い詰めてしまう

今はとある仕事で、チームで動いています。 お手伝いをしているチームの中に、正論をぶつけて責められることがありました。 確かに私の能力不足も明白ではありましたが、客観的にみても相手から要求されることが、私の能力をはるかに超えていたのも事実で。


「 ここまで出来るようになってもらわないと 」 「 失敗は許されないので 」 「 〇〇〇のレベルまで達して下さい 」と正論でガンガンと追い詰められたら、多くの方は「 出来ない私が悪いんです 」と萎縮するし、気の強い私でも「 もうダメだ 」となりましたから。


前の私であれば「 何とかリクエストに応えよう 」としたのですが、何回か打合せをしていくうちに、「 これは彼女からの要望は、はるかに私の持つ能力を超えている 」と判断をしたのです。 彼女の要望に応えようとすると、時間も能力も明らかに足りないのが現実。


彼女の仕事に対する考え方や姿勢は素晴らしいのですが、それを全員が完璧にできるようになってほしい、今回は他の人が数か月かけて得たことを、数日間でできるようになってほしいと言われたことのあり、今の私にできる能力をはるかに超えていると判断したのです。


これまでは「 できない 」ということに強い拒否反があった私ですが、「 できない 」と言わないと逆に周囲の人に迷惑をかけることが分かったこともあります。 正論は正しいけど、正論を振りかざすことは決して正しいとは限らないということを学びました。


正論は正しい理論という意味なのですが、正論を振りかざしてて相手を委縮させては、問題解決の手段としての正論が正しいとは限らないのです。 このことに気付いただけでも、私には大きな学びであったと思います。 他の人に迷惑をかけることになりましたが。


自分の出来ることや出来ないこと、また能力の限界にも気づくことができたこと、そして出来ないこともあるということを自分で認められたことが、私にとっては大きな成果だったですね。 できないといったことで、次の仕事が回ってこない可能性だってあるワケで…


ただ彼女の正論で相手を追い詰める行為は、実は別の方にも向けていたようで… つまりそういう考え方の方であったということで、自分の精神状態を守るためにも「 できない!」と宣言をしてよかったのだと、今は思うことにしてできることを粛々と進めていきます。






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